「辛そうな顔はしない!」約13キロの装備で駆け足…警察最後の砦“機動隊”を体力自慢アナウンサーが体験…現場で感じ取ったものとは
暴力団犯罪や要人警護、災害現場における人命救助まで、多岐にわたって活躍する警察の最後の砦「機動隊」 12月14日、石川県警がマスコミ向けに開いた1日入隊体験に、MRO北陸放送からは入社4年目の石橋弘崇アナウンサーが参加しました。 【写真を見る】「辛そうな顔はしない!」約13キロの装備で駆け足…警察最後の砦“機動隊”を体力自慢アナウンサーが体験…現場で感じ取ったものとは ■午前7時~剣道の朝稽古 石橋アナ 「きょうは機動隊の1日に密着ということですが、今の段階で憂鬱です。ただしっかりと自分のメンタルを鍛え直していきたいと思うので頑張ります」 午前7時。 しんしんと冷える剣道場に集まってきたのは、県内で働く新聞、テレビの記者ら9人。道場に一礼し、けがをしないよう走って体を温めてから稽古開始です。 石川県警機動隊 後藤拓真巡査部長 「剣道の基本、右足前左足後ろで構えて…」 まずは竹刀を持って素振りの練習。おととし、全日本選手権石川県予選で優勝した猛者、後藤拓真巡査部長から基本の動きを教わります。 石川県警機動隊 後藤拓真巡査部長 「上下素振り20本始め!」 「イチ!ニ!」 掛け声に合わせてひたすら竹刀を振り下ろします。イチニ―、イチニ―。段々と素振りに慣れてきたところで、次は道場を広く使って、すり足しながら打ち込みの練習です。 ■“体力自慢のアナウンサー”でも表情に変化が… 石橋アナ 「は、はや」 素早いすり足で打ち込み練習をする現役隊員。あまりの早さに唖然とするしかありません。中学、高校と野球部でならした自慢の体力で必死に食らいつこうとする石橋アナですが、慣れていない動作の連続で、だんだんと表情からは余裕が消えていきます。 石橋アナ 「ずっとすり足で短距離走のようなもの、きつすぎる。地道なトレーニングは多いですか?」 後藤拓真巡査部長 「そうですね、時間が毎日1時間ちょっとしかない中で、何をするかというと基本。凶悪な犯人と対峙したときに、しっかり対応できるように、技術の向上だったり、精神面を向上させるように意識しています」 1時間以上にわたる基本の反復からは、機動隊員の強さの根底を窺い知ることができました。