「辛そうな顔はしない!」約13キロの装備で駆け足…警察最後の砦“機動隊”を体力自慢アナウンサーが体験…現場で感じ取ったものとは
■午前9時30分~ 青色の「広緊服」に着替えての訓練は… 剣道の稽古を終えると、続いては災害現場を想定した訓練へ。目立ちやすい青色で、擦れにも強い「広緊服」に着替えました。 石川県警機動隊 清田佳介小隊長 「災害の局地化、激甚化があって毎年、全国で大規模な災害が発生しています。石川県でも珠洲市で震度6強の地震があったり、昨年と今年は大雨で甚大な被害がありました。警察としては災害が発生した際に多くの人々を守るため、災害警備にあたります」 体験するのは実際に被災地で行われる「ロープレスキュー」 ヘリコプターなどから降下して、崖下で待つ要救助者を救出するという想定です。 壁と垂直になるよう体を90度に曲げ、足を肩幅まで広げて、右足からゆっくりと下がります。腰の後ろに回した右手でロープを握り、摩擦でブレーキをきかせます。 まずは地面や低い位置で降下の体勢を確認。 石橋アナ 「不安しかない、大丈夫かな」 機動隊員 「怖がってしまうと足だけで下がってしまう。足から行くと滑って顔からいってしまうので、全体重をロープに任せてお尻から下がるようにしてください」 訓練用のレンジャー塔は、頂上約9メートル。不安を抱えながらも、上に上がります。そして… ■高さ9メートルからの降下…訓練中に震える足 石橋アナ 「降下用意!イチ!イチ!ニー!」 降下開始。経験したことない高さの中、右下を逐一振り返りながら、一定のリズムで下がっていきます。 機動隊員 「ひざ伸ばしましょう!ひざ!」「停止!ブレーキ確認!」 降下中に下から呼び止められ、急いでその足を止めます。ブレーキが利いているか確認のため、その場で停止を続けていると、ガクガクと足が震え始めました。 ブレーキの確認ができると再び降下の指示が出ます。 石橋アナ 「イチ!ニー!イチ!ニー!」 ゆっくりと足を進め、最後はしっかりと地面に足を着けることができました。 危険と隣り合わせの災害現場を模した、ロープレスキューの訓練を無事に終えた石橋アナ。