“競輪界最強”モンスター古性優作 KEIRINグランプリ初優勝を果たした縁の地・静岡競輪で2度目のV狙う
思い出の地・静岡で2度目のグランプリVへ
今年のグランプリの舞台は、古性が初出場で初制覇した2021年大会と同じ静岡だ。当時は単騎での勝利だったが、今回は脇本との輪界最強コンビで2年ぶりのグランプリワンツーを狙う(22年大会で脇本が優勝、古性が準優勝)。 オールラウンダー古性のとりわけ傑出している能力が、BMX仕込みの縦横無尽な動きとヨコの強さ。その凄味を伝えるべく、寛仁親王牌決勝の戦いぶりを紹介したい。 寺崎浩平-脇本雄太ら福井コンビの3番手となった古性。レースは残り2周で、突っ張ろうとする寺崎浩平と新山響平の先行争いが勃発。2人の激しいモガき合いの末、新山が脇本の位置を狙いに行き、同時に新山の番手・渡部幸訓が脇本の後ろにハマる。北日本勢によるカンナ削りが成功しかけた。しかし「そうは問屋が卸さない」のが古性だ。ヨコの強さでは輪界屈指の渡部を、いとも簡単に捌いて脇本の後位を奪い返したのである。 そして最終1センター、仕掛けた郡司浩平と番手・小原太樹の口が開いた一瞬のスキを逃さず、古性は郡司の後ろに切り替える。さらに最終バックで単騎の佐々木悠葵をけん制、さらに2センターで、佐々木をけん制するために郡司が横に振った一瞬のタイミングでインに潜り込み、そのまま直線突き抜けて優勝のゴール。古性の技術が存分に発揮されたレースだった。 脇本雄太の番手で戦うKEIRINグランプリ。最上級のヨコの技術を生かした「古性スペシャル」でファンを魅了してくれるはずだ。
応援メッセージ
最後に、「競輪ファンが選ぶ KEIRINグランプリ2024注目選手」で古性選手に寄せられたコメントを紹介する。 「競走に対する真っ直ぐな魂とテクニックが凄い」 「自転車の操り方が神がかっている」 「今の競輪界では最強だと思う」 「今年の古性優作は完璧に仕上がってる」 「今年賞金ランキング1位で最もファンに貢献した選手」 「展開不問のハンドル捌きで突っ込んで来る」