【BCクラシック】「危険な人気馬」フィアースネスは「最高の競馬」ができるのか?前走も平凡で
地元米国の大将格、フィアースネス(牡3、T・プレッチャー)は危険な人気馬だ-。ジムダンディSではシエラレオーネとプリークネスS覇者シーズザグレイ、前走トラヴァーズSでは世代最強牝馬ソーピードアンナ、シエラレオーネ、ベルモントSとハスケルSを勝ったドーノックを負かしている。この2戦だけ見れば、間違いなく主役に相応しい馬なのだが…。 多くの競馬ファンが覚えているはず。フロリダダービーを圧勝して挑んだケンタッキーダービーで15着大敗。多頭数のハイペースで揉まれる展開になると、メチャメチャもろい。 鞍上の名手、ジョン・ヴェラスケスはテレビのインタビューで「彼がAゲーム(最高の競馬)をできれば、負かすのは難しいよ」と語っているが、タラレバを口にしているのは気になるところ。トラヴァーズSから直行で勝ったのは16年アロゲートが最後。簡単に勝てるローテーションではないし、アロゲートは2着に13馬身半差をつける衝撃のパフォーマンスだったことを思うと、フィアースネスの走りは…。