2024年時点のラインアップは14種類。ここからシュガーレスや炭酸の有無が異なるものを除外した10種類でアイスを作ります

　創作料理「サイゼのドリンクバー全部ぶっ込みアイス」を作る動画が徹頭徹尾ぶっ飛んでいます。まず、どうすればその発想に至るのか。 【画像・動画】完成した“サイゼのドリンクバーアイス”を見る

サーティーワンのオレンジソルベに憧れて

　チャレンジャーはYouTuberのロウアイキューさん。挑戦のきっかけは、サーティーワンの定番フレーバー21種の中で、オレンジソルベが唯一の氷菓であることに気付いたこと。 　その「さっぱりオトナ系」といったポジションに憧れたロウアイキューさんは、オレンジソルベに取って代われるようなアイス作りを目指すことに。そこでひらめいたのが、「サイゼリヤのドリンクバーの飲み物を全部使ってアイスを作れば最強のアイスが作れる」というアイデアでした。 　動機から手段からとっぴすぎて理解が難しい動画ですが、調理に取り組む姿勢自体は至って真面目。まずは市販品の成分を調べ、増粘剤を加えて口当たりを良くしたり、素材を煮詰めて味を濃くしたりと、おいしい氷菓の作り方を確立します。 　次は材料となる飲み物の収集。ロウアイキューさんが調べたところによると、2024年時点でサイゼリヤが採用しているドリンクサーバーのラインアップは14種類で、シュガーレスや炭酸の有無といったバリエーションを除外すると10種類。ドリンクバーの飲み物を持ち帰るわけにはいきませんから、同じ品をスーパーなどで買い集めていきます。

ほぼドリンクバー限定の飲み物がハードルに

　ところが、ミニッツメイドの野菜ジュースや紅茶花伝のストレートティーなど、なかなか市販されていない飲み物が高いハードルとして立ちはだかります。ロウアイキューさんはこの2つを、なんと他店のドリンクバーで調達。デニーズでは追加料金を支払うことで、ドリンクバーの飲み物をテイクアウトできるのだそうです。 　最難関となったのが、市販や通販はもちろん、デニーズでも取り扱いがないミニッツメイドの山ぶどうブレンド。ロウアイキューさんはSNSで得た「昔モスバーガーで飲んだ」との情報を頼りに捜索を重ねますが、近場のモスバーガーのメニューには見当たりません。 　そして苦難の末にたどり着いたのが、なんと富士急ハイランド。なぜかこことエスコンフィールド北海道内のモスバーガーでは、山ぶどうブレンドが売っているのだそうです。

東奔西走の果てに完成したアイスの味は？

　ジュース1杯のために小旅行までして、ようやく全10種類のドリンクをコンプリート。全てをアイスクリームマシンにかけて、10色のカラフルなアイスを完成させました。 　苦労の果てに得たアイスを味わいながら、「いろいろな味がしておいしい」「お茶のあんまりおいしくないところもいいアクセント」「特に野菜ジュースとファンタメロンのところがおいしい」と感想を語るロウアイキューさん。最終的な結論として、「オレンジソルベの圧勝です」と語りました。そ、そんなあ……。 画像提供：ロウアイキューさん