日本で月30万円超えの厚生年金受給者は驚くほど少数!年金以外の老後資産の形成法とは?
2024年も気がつけば8月。8月15日は2ヶ月に一度の年金支給日です。 年金額は、現役時代の収入や勤務期間に大きく依存し、そのため受給額にはかなりの差が生じるのが現実です。 ◆【年金の受給額一覧表る】厚生年金、みなはどのくらいもらってる?(出所:厚労省など) 中には「月額30万円以上」といった高額年金をもらう人もいるようですが、実際にその額を受け取っている人はどれほどなのでしょうか? この記事では、公的年金の基本的な仕組みを徹底的に解説し、さらに「月額30万円以上」の年金を受け取る人の割合についても詳しく掘り下げていきます。 年金の現実を理解し、今後の資金計画に役立てましょう。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
厚生年金と国民年金の仕組みを解説!公的年金制度の基礎知識
日本の公的年金制度は、「国民年金」と「厚生年金」の二階建て構造で成り立っています。 この基本を押さえることが、老後の経済的安定を図るためには欠かせません。 ●国民年金(1階部分) ・対象者: 日本国内に住む20歳以上60歳未満の全員 ・保険料: 一律の保険料を納付 ・給付額: 納付期間に応じて将来の年金額が決定 ●厚生年金(2階部分) ・対象者: 公務員や会社員など、主に給与所得者 ・保険料: 収入に応じた保険料を支払う(上限あり) ・給付額: 加入期間や納付額に基づき決定 厚生年金は、給与に応じた保険料で、加入期間と納付額が将来の年金額を左右します。これにより、年金額に個人差が生まれます。 この二階建ての年金制度によって、受給額には大きな幅が生じるため、各自の加入状況をしっかり把握することが重要です。
2024年の年金支給日リスト
年金は偶数月の15日に支給されますが、以下が支給日です。 ・2月15日(12月、1月分) ・4月15日(2月、3月分) ・6月14日(4月、5月分)* ・8月15日(6月、7月分) ・10月15日(8月、9月分) ・12月13日(10月、11月分)* *15日が土日祝日の場合は、直前の平日が支給日となります。 2024年度の年金額は、昨年度比で2.7%増額しています。この増額は4月分から適用され、実際に受け取れるのは6月からとなります。 年金制度の基本を理解し、支給スケジュールを押さえることで、将来の資金計画がよりスムーズになります。 次からは「月額30万円以上」の年金を受け取る人の割合について、詳しく確認していきましょう。