社民・福島瑞穂党首「まさにまた、崖っぷちの選挙」7月参院選での政党要件維持へ不退転
社民党の福島瑞穂党首(68)が8日、2025年初の国会内での定例会見で、7月の参院選を「まさにまた、崖っぷちの選挙」と位置付け「2%、あるいは3名以上の当選者を出さないと、国政政党としての政党要件を失う選挙。国会の中に社民党が必要だといううねりをつくっていけるように、本当に今年は攻めて攻めて攻めて、広げてやっていきたい」と不退転の決意を示した。 【写真】笑顔で自著をPRする福島瑞穂氏 福島氏は「2022年の選挙で、まさに(得票率)2%を獲得できなければ、政党要件を失うかもしれないという厳しい選挙でした。それは大丈夫だったんですが」と自身が比例代表で議席を獲得し、約2.4%の得票率を得て国政政党としての政党要件を維持した前回の参院選を振り返った。 公職選挙法では、国政政党の要件として、国会議員が5人以上いるか、直近の衆院選か参院選で2%以上の得票を得ることが条件となる。7月の参院選で非改選の国会議員は、福島氏を合わせ衆参で2人。2024年10月の衆院選での社民党の比例代表での得票率は1.71%で、2%を割り込んだ。 衆院選に続き、参院選でも与党の過半数割れを目指すとした福島氏は「その中でも、社民党は党勢拡大をしていきたい。躍進していきたい」と強調した。 党の主要政策として食料品への消費税ゼロ、教育費の無償化、賃上げを掲げた。「参院選の公約として正式に発表するのはもう少し後になるかもしれませんが、もう通常国会が始まりますので、目玉的な政策は割と早い段階で発表していきたい」と述べた。 (よろず~ニュース・杉田 康人)
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