【レッスルダイナスティ】棚橋弘至 柴田勝頼と〝魂のチョップ合戦〟で男泣き…柴田は米国マットでの再戦熱望
新日本プロレスとAEWらの合同興行「レッスルダイナスティ」(5日、東京ドーム)で、棚橋弘至(48)と柴田勝頼(45)が運命的な再会を果たした。 2023年12月に新日本を退団した柴田は、4日の新日本東京ドーム大会で、「ハウス・オブ・トーチャー」に暴行を受けていた棚橋を救出。2026年1月の引退を控えているかつてのライバルに対戦を呼びかけ、ドリームマッチが実現した。 柴田は現在AEWマットで活躍しているが、2017年4月の試合後に急性硬膜下血腫と診断されていることもあり国内でのプロレスルールの試合は医師の許可が下りにくい。そのため試合は5分1本勝負の「スペシャルエキシビションマッチ」として行われた。 ロックアップでスタートした試合は、2分が経過すると激しいチョップ合戦に。エキサイトした棚橋がヘッドバットを繰り出すと、柴田も逆水平チョップを連発。試合時間が残り1分を切ると、再び正面から向き合い、試合終了のゴングが鳴るまで一歩も引かない魂のチョップ合戦を展開した。 試合後のリングで両者は握手。柴田は人差し指を立てて「もう1回」をアピールした。 バックステージで棚橋は「5分じゃ短いね。ただ…柴田選手と25年前、同じ日(1999年10月10日)にデビューして、そして今回こうして1対1で向かい合えた。向かい合えたこと自体が今の状況を考えると特別なことだと思うけど。見てこれ。火ついたよ。ネクスト、期待してください」と再戦に意欲。 特別な相手である柴田との再会に「節目節目で、時に同期、時にライバル、時に外敵、そしてこれからも一緒に戦っていけると思った矢先のアクシデントがあって…。プロレスラー、長くやってるとね。いろんなものを犠牲にしないといけない時があったり。体のダメージがあったり、それ以上にファンの皆さんの応援や、もうないだろうと思っていた試合ができたりと。レスラーをずっと続けてこれて本当によかったです」と感極まって男泣きする場面もあった。 一方の柴田も「棚橋君が社長に就任して残り1年。この1年をレスラーとして大事に使って欲しいという気持ちしかありませんね。たった5分ですけど同じリングに上がって向き合うのは…できるか分からないんですよ今日じゃなかったら。次はいつとかないですから。たかが5分、されど5分。この5分ってあるかないかで天と地ほど違って」と感慨深げ。「海外だったら(試合を)できるわけじゃないですか。棚橋君が選手として引退する前に続き、シングルマッチ、あとタッグ組んで試合したいですね。疲れてなければまた改めて。もし疲れてなければ、米国に来て続きをしましょうという気持ちです」と呼びかけていた。
東スポWEB