健康保険証を廃止してマイナンバーカードへの移行 賛成する人は少数派
マイナ保険証の登場とともに廃止される方向といわれている健康保険証。これについて、実際にどのように思っている人が多いのだろうか? 「しゅふJOB総研」を運営するビースタイルホールディングス(東京)が主婦・主夫層420人に実施した(インターネット)調査によると、健康保険証の廃止からマイナカード移行に賛成する人が少数派であることがわかった。調査期間は7月25日~8月1日。 さすがに、政府の広報なども活発化したこともあるせいか、マイナンバーカードについては理解に進んでおり、マイナンバーカードを「持っている」人は79.0%と、5人に4人が持っているようだ。 一方、注目されるのは、マイナカードと健康保険証のコラボだが、現実的にマイナンバーカードを健康保険証として「利用している」人は19.8%にとどまっている。マイナンバーカード所持者に限っても、その割合は25.0%だ。利用者が少ないことは賛成する人が少ないためと思われているが、健康保険証を廃止してマイナンバーカードへ移行することに「賛成」の人は13.3%にとどまった。 他方、マイナンバーカードの活用範囲として広げてほしいもの(複数回答可)は、「資格証明書として利用」(17.6%)、自動車などの運転免許証として利用」(16.7%)などがあがったものの、最も多かったのは「ない」と答えた人で34.5%となっている。