第93回選抜高校野球 八戸西、支援学校訪問 ボール修理に「勝って恩返し」 /青森
19日に阪神甲子園球場で開幕する第93回選抜高校野球大会に出場する八戸西の宮崎一綺主将ら部員6人が、交流を続ける同じ八戸市内の八戸高等支援学校に甲子園出場の報告に訪れた。 部員らが支援学校のリサイクル室に入ると、八戸西のボール修理を担当する生徒らが拍手を送り、「おめでとうございます」と歓迎。宮崎主将は「勝って恩返しができるよう頑張ってきますので応援よろしくお願いします」と応えた。支援学校の生徒らからは修繕したボールのほか、勝利を願って作られたキャンドル、キーホルダーなども手渡された。 ボールの修理に携わった山口舞人さん(1年)は「見ていて感動するような華麗なプレーをしてほしい」。小貫晃輝さん(同)も「最後まで本気を出し切って頑張ってほしい」と話した。 八戸西の相前雄一朗選手(2年)は「みんなが自分のことのようにうれしく思い、応援してもらえていると実感した。勝って恩返ししたい気持ちが強くなった」と話した。【南迫弘理】