2024年11月の欧州新車販売、前年比2.0%減で2カ月ぶりの前年割れ
欧州自動車工業会(ACEA)がまとめた11月の新車販売(主要31カ国、乗用車)は前年同月比2.0%減の105万5319台で、2カ月ぶりに前年実績を下回った。日本の自動車メーカーはトヨタ自動車を除いて各社とも販売が減少した。 パワートレイン別ではハイブリッド車(HV)が34万9901台(前年同期比16.4%増)と最多で、ガソリン車(同12.4%減)、ディーゼル車(同15.4%減)の受け皿となっている。 電気自動車(EV)は18万4697台(同0.9%増)だった。ドイツ(同21.8%減)、フランス(同24.4%減)と主要市場では減少したが、オランダ(同41.8%増)やベルギー(同18.4%増)、デンマーク(同21.3%増)などでは販売が伸びた。 地域別ではドイツやフランス、イタリアなど主要市場が前年割れとなった。 メーカー別ではフォルクスワーゲン・グループが28万6552台(同2.8%増)、ルノーグループが11万1697台(同9.2%増)と増加した半面、トップの退任に揺れるステランティスは同10.8%減だった。 日本メーカーはトヨタが8万4372台(同12.0%増)だった一方、日産が同11.9%減、スズキが同8.5%減、マツダが同16.6%減と前年実績を下回った。 1~11月の累計販売は同0.6%増の1187万6655台だった。