日本ハム、元中日トリオが結果で恩返し、マルティネス2安打4打点、郡司裕也は2安打1打点、新天地初勝利の山本拓実「不思議な縁」
◇13日 日本ハム9―4中日(エスコンフィールド北海道) 日本ハムは、かつて中日のユニホームに袖を通した男たちが結果で恩返しを果たした。「4番・指名打者」のアリエル・マルティネス捕手が2度の勝ち越し機を得点に結び付けるなど2安打4打点と活躍し、「1番・三塁」で起用された郡司裕也捕手も7回にダメ押しの適時打を放つなど2安打1打点。元竜戦士の2人が計5打点を稼ぎ出して勝利に貢献した。 「元同僚と対戦することに特別な思いはあった。でも、チームが勝ったことが何より」とマルティネス。中日から移籍して2年目を迎えるが、持ち前の勝負強さを見せつけた。前夜の本塁打に続いて活躍した郡司も「守っている時に中日ファンの応援を聞くのは変な感じだった。いろいろな感情が動いた3日間だった」と笑顔で振り返った。 新天地での初勝利を手にした山本拓実投手も元中日。2点を追う6回に3番手で登板して無失点で切り抜けると、その裏に打線が3点を挙げて逆転。古巣との初対戦で白星が転がり込んだ。 山本は郡司とともに昨年6月にトレードで移籍し、日本ハムでは通算35試合目となる救援マウンドだった。「不思議な縁みたいなものがあるんだなと思った」と勝利球を手にして、喜びをかみしめた。
中日スポーツ