J1とJ2クラブ必見!? J3からステップアップ濃厚な選手(2)3部屈指の点取り屋! 挫折を味わった元柏ユース
2024シーズンのJリーグは佳境を迎えている。今季のJ3は大宮アルディージャが圧倒的強さで優勝を決め、1年でJ2への昇格を決めたが、厳しい戦いもあった。かつてJ1にいたチームも苦戦するJ3において、ステップアップしそうな選手は誰なのか。今回は、来季J3からステップアップが濃厚な10人を紹介する。※成績は第35節終了時点
FW:浮田健誠(うきた・けんせい) 所属クラブ:AC長野パルセイロ 生年月日:1997年6月12日(27歳) 今季リーグ戦成績:35試合13得点2アシスト AC長野パルセイロでプレーする27歳のFW浮田健誠は、柏レイソルU-18出身。高校3年次の2015年4月には、柏のトップチームに2種登録され、同年5月のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)のベカメックス・ビンズオン戦で初出場を果たした。 ただ柏のトップチームに昇格せず、順天堂大学へ進学。セルティックのサッカー日本代表MF旗手怜央とは同期で、ともに1年生の時から出場機会を与えられていた。U-19全日本大学選抜のメンバーにも選出されるほどの成長を遂げ、2020シーズンにレノファ山口FCへ加入となった。 2022シーズンはSC相模原へ移籍するも、同シーズンを持って契約満了。トライアウトを経てFC岐阜への加入が決定した。ACLに出場するなど順風満帆に見えたプロ生活だったが、挫折を味わった苦労人は今季の長野で得点を量産。一時期、得点ランキングトップに立つなど躍進し、ここまで35試合で13得点を記録している。 185cmと恵まれた体格の浮田の特徴はフィジカルだ。ポストプレーのみならず、裏への抜け出しも得意なセンターフォワードタイプである。さらに、左足の強烈なシュートも武器で、J3屈指の点取り屋。決定力もあり、ダイナミックな浮田の能力を買っているクラブも少なくはないはずだ。
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