道長暗殺計画を寸前で阻止、意外な人物が貢献…伊周との分断は決定的に【光る君へ】
平安時代の長編小説『源氏物語』の作者・紫式部(ドラマでの名前はまひろ)の人生を、吉高由里子主演で描く大河ドラマ『光る君へ』(NHK)。9月15日放送の第35回「中宮の涙」では、道長たちがチャレンジした御嶽詣(みたけもうで)のあまりのハードさにSNSが盛り上がると同時に、道長の政敵・藤原伊周&隆家兄弟の決別にもスポットが当たった。 【写真】かつて黄色いど派手な衣裳で御嶽詣をしていた、まひろの亡夫・藤原宣孝(佐々木蔵之介) ■ 伊周たちが矢を射かけようとするが…第35回あらすじ 藤原道長(柄本佑)は、一条天皇の中宮となった娘・彰子(見上愛)の懐妊を祈願するため、嫡男・頼通(渡邊圭祐)と義兄・源俊賢(本田大輔)を連れて、奈良・金峯山に参詣する「御嶽詣」に向かった。道長に恨みを持つ藤原伊周(三浦翔平)は、道長の供が少ないことを知り、平致頼(中村織央)と道長の暗殺を画策。そうとは知らない道長たちは、険しい山道を越えて本堂にたどり着き、無事に参拝を終えた。 その帰り道に、伊周たちが道長一行に矢を射かけようとするが、兄の企みに勘づいた藤原隆家(竜星涼)が道長に追いつき、別の道に導いてしまう。伊周に「お前は俺の敵か?」と問われた隆家は、道長を殺してもなにも変わらないことと、憎まれてもそれを止めるのが自分なりの詫びだと訴える。その説得を聞いた伊周は「道長なぞ狙ったつもりはない。うつけ者め」と言い捨てて去っていった・・・。
あのCMを思い出し、SNS「ファイトぉぉ!」一色に
修験道の総本山・金峯山寺を、100日ぐらい前から身を清めて参拝する「御嶽詣」に向かった道長くんたちの話で、ほぼ前半が占められた35回。ちなみに最後の方で地面に埋められた筒は、道長直筆の経典が収められた「経筒」で、実は今も現物が中身ごと存在している。それを収めるための儀式がこういう形でビジュアル化されると、やはり1000年以上昔に藤原道長という人が確かに生きていて、強い願いを持ってこの地まで来たのだなあと、思わず感慨にふけってしまう。 しかしその道中は、思った以上のハードモード! 特に本堂に至る道(?)はもはやロッククライミングで、SNSでも「想像の1000倍キツそうでブルッてる。クリフハンガーやん」「デッドオアアライブすぎる!!」などの悲鳴が上がる一方、かつてまひろの亡夫・藤原宣孝(佐々木蔵之介)が、黄色いど派手な衣裳で御嶽詣をした話を思い出し、「待って! 御嶽詣って『いえーい』のノリで行けるもんじゃなかったの?」「宣孝おじさん、実は鬼フィジカルの持ち主だったのではないか」と、認識を改める人が続出した。 さらに筆者を含めた一定の世代より上の人たちは、残らず某健康飲料のCMを思い出して、SNSがあの決め台詞で埋まるという事態に。「あのCMしか思い出せない世代」「ファイトぉぉ! いっぱぁぁぁつ!! と叫んでいた人が多かったでしょうね」「予告以上に手に汗握るリポDのCMだったw」「御嶽詣でまさかの平安時代リポビタンDを拝見できるとは!」「想像以上にファイト一発な御嶽詣にぜひリポDのCMが来てほしい」などの声が上がっていた。