年末恒例『1万人の第九』歓喜の歌声が響き渡る バレー日本代表・高橋藍らも参加
大阪の師走を彩る恒例のコンサート『サントリー1万人の第九』が1日、大阪城ホール(大阪市中央区)で開催された。1983年に始まった世界最大規模の合唱コンサートは今年で42回目を迎え、世界的指揮者の佐渡裕が26回目となる総監督・指揮を務めた。 【写真】圧巻!1万人の合唱 田中圭も参加した2023年『サントリー1万人の第九』 今年は「第九」初演から200年目という節目の年であり、「BIG LOVE ともに響きあう ~What a Wonderful Symphony~」をテーマに開催。日本全国47都道府県より参加した6歳から98歳の1万人の合唱団が、力強い歌声とハーモニーを会場に響かせた。 司会は俳優の松岡茉優とMBS三ツ廣政輝アナウンサーがつとめ、第1部ではピアニストの亀井聖矢がリストの「ラ・カンパネラ」、サン=サーンスの「ピアノ協奏曲第5番」を演奏。また歌手の絢香が、佐渡裕総監督の指揮とオーケストラの演奏で「あいことば」「beautiful」を披露し、世代を超えて愛されているヒット曲「にじいろ」を1万人の合唱団とともに、歌いあげた。 また、パリ・オリンピックで活躍したバレーボール男子日本代表の高橋藍選手と、レスリング女子76キロ級で金メダルを獲得した鏡優翔選手が会場にサプライズで登場し、1万人の合唱団にエールを送る一幕も。 第2部は、5年ぶりに復活した、俳優の田中圭による “よろこびのうた”の詩の朗読から始まり、その後、佐渡裕総監督の指揮で、ベートーヴェンの「交響曲第9番」の第1楽章、第2楽章、第3楽章の演奏が繰り広げられました。そして、クライマックスの第4楽章の演奏が始まると、1万人の歓喜の歌声が響き渡り、会場は深い感動の渦と、大きな愛に包まれた。 この模様は、14日午後4時から特別番組『サントリー1万人の第九 ~今伝えたいBIG LOVE~』で放送される。