「6月解散見送り」なら今後の日経平均株価はどう動く?
衆議院は解散するのか、しないのか。それによって年後半の日本株相場は大きく変化しそうだ(写真:ブルームバーグ)
5月10日の日経平均株価は前日比155円高の3万8229円で引けた。今後、日本株はグロース銘柄を中心に戻りが期待できる。一方、米国株については大統領選挙の年は5月ぐらいから「様子見」相場になるとの見通しに変わりはない。 日本株については、衆議院の解散総選挙の可能性があるので「夏まで独歩高」とのシナリオを描いていたのだが、解散が先送りとなる可能性が出てきている。もしそうなれば、5月相場は「戻り売り」のスタンスで臨んだほうがよいのかもしれない。 外国株式投資信託の設定状況を見ると、三菱UFJアセットマネジメントが運用するファンド「オルカン」などの設定が毎月第3営業日ごろに多かった。最近は各月の8日(設定)の2日後、すなわち10日に購入が増えてきた。外国株買いで円安圧力がかかるので、今年1月、2月がそうだったようにSQ(特別清算指数)とその翌週あたりが株高となることが期待できるだろう。
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木野内 栄治