青森県産の希少なハート型さくらんぼ「ジュノハート」六本木で創作デザート体験フェア
⻘森県独⾃のさくらんぼ「ジュノハート」の魅力を伝える期間限定「ジュノハート体験フェア」が7月3~4日、メルセデス・ベンツの情報発信基地「Mercedes me Tokyo UPSTAIRS」(港区六本木)にて開催。3日に行われた報道関係者を対象とした試食会を取材した。 【写真】フレンチの巨匠が考案!「ジュノハート」チェリー・ジュビレ、フロマージュ・ブラン、抹茶のサブレ 「ジュノハート」とは、青森県が24年の歳月をかけて研究・開発したオリジナル品種のさくらんぼ。家庭の幸福を司るローマ神話の女神 “Juno” とハート型であることから名付けられ、直径2.8cm以上と国内品種の中でも最大級。糖度が約20度と甘みが強く、弾むような歯ごたえが特長だ。 青森県農林水産部食ブランド・流通推進課の石川邦彦さんによると「ジュノハート」は甘みが強い「紅秀峰」と実が大きい「サミット」を交配して誕生。国産品種では最大級の大きさで3L(横径2.8cm以上)が主体、「青森ハートビート」と呼ばれる4L(横径3.1cm以上)の比率も高い。 令和2年に全国デビューを果たし「青森県にさくらんぼのイメージはあまりないと思うが、中でもジュノハートは生産者が200人くらいしかいないまだまだ数が少ない品種。今回のデザートは選りすぐって出荷したジュノハートを使用しており、市場を通じて皆さんにお届けすることができていないという状況からも貴重な機会」だという。
創作デザートを考案したドミニク・コルビシェフは、ジュノハートを「今までの日本のさくらんぼではなく、フランスのスリーズ(さくらんぼ)に近い。大きくて甘く、そのまま食べてもおいしいくて止まらないほど。今回はそのままではなく3種類の創作デザートに仕上げ、それに合わせるお酒を一緒に選んだ」などと評価。 デザートには朝採れたばかりのジュノハートを使い「1つ目のチェリー・ジュビレ(フランス料理の伝統的なデザート)は、フライパンでジュノハートとバター、砂糖を煮詰め、コアントローとマジックスパイスで香りをつけたソースにアイスクリームを添えたもの。2つ目はフロマージュ・ブランに砂糖と泡立てた生クリームを合わせ、ジュノハートをトッピングして、ブルーベリーのソースを添えました。3つ目の抹茶のサブレの上に、サフラン風味のカスタードクリームとシロップ漬けのジュノハートをトッピングしています」と紹介した。