7,641分の1のお気に入りの島に出会う マニラの国際空港から車で90分の 緑豊かなヒーリング・サンクチュアリ
心と身体が整う緑のホリスティック・メディカル・ウェルネス・リゾート
マニラのニノイ・アキノ国際空港から車で約90分、「ザ・ファーム・アット・サンベニート」は、スパ&ウェルネスに特化したフィリピン随一の五つ星ホリスティック・メディカル・ウェルネス・リゾートだ。52ヘクタール(東京ドーム11個分)の緑あふれる敷地に、客室は60室。一戸独立型の客室コテージ、ヴィラ、ホテル棟などが点在する。 【画像】マニラ近郊のリゾート「ザ・ファーム・アット・サンベニート」の写真を全部見る 敷地内は緑にあふれ、クジャクやアヒル、カモなどの生き物たちが自由に行き来するという、エネルギーに満ちた環境。その施設とサービスは、国内外の100を超える賞を受賞している。ここでは、医師やセラピスト、栄養士、リビングフード専門家、フィットネスコーチ、ヨガインストラクターのチームによって個別に作られる、ホリスティック・ウェルネス・プログラムを受けることができるのだ。 リゾートにチェックインすると、まずはドクターによるホリスティック・コンサルテーションを受ける。日本から事前に送った、数ページに及ぶ質問項目の回答をベースに、身長、体重、血圧、血中酸素量などを測り、採血して血液を調べ、声を録音して性格の傾向を診断。これらの結果を踏まえ、あらかじめ作られていたプログラムに修正を加えてくれた。スケジュールは30分刻みで徹底している。 検査をこなしたら、夕食前にオイルマッサージでリラックス。美しい夕焼けを眺めていたら、翌日からのプログラムが待ち遠しくなってきた!
身体の外側も内側も徹底的にメンテナンス!
「ザ・ファーム・アット・サンベニート」には多くのプログラムがあり、毎朝催行される近隣の村へのウォーキングやヨガ、マシンジムなどは無料だ。それらの無料プログラムにだけに参加して、あとはプールサイドでのんびり過ごすこともできるが、それだけではもったいない! ホリスティック・メディカル・サンクチュアリの真骨頂とも言える有料のプログラムもぜひ受けてほしい。種類もクオリティも半端じゃないのだ。 プログラムは、デトックスや体重管理、美と長寿、糖尿病予防、心臓病管理、シニア・ウェルネス、ストレス・マネジメント、ホリスティックがんケアなど多種多様。前述の通り、その中から、ゲストの目的に合ったプログラムをひとりひとりに合わせてアレンジして作成してくれる。 例えば、ホリスティック・デトックス・クレンズは、3~4日間で免疫力を高め、ダイエットを促進させ、透明感のある肌を作り、若々しいエネルギーを取り戻し、頭脳を明晰にすることが目的。ヴィーガン食、栄養強化、腸内洗浄、腎臓洗浄、感情のクリアリング、機能的フィットネス活動などがスケジューリングされる。 私の場合、体重を少し落としたかったのと健康増進が目的だったので、初日は以下のメニューだった。まずは早朝の涼しい時間帯にヨガで身体をほぐし、それから朝食。食後はホリスティック・メディカル・サンクチュアリで栄養面のアドバイスを受けた。そして、再びヨガをしてから腸内洗浄。この後はしばらくお腹が緩くなるので、トイレの近くでしばし休息。 遅めのランチを終えたら、アクア・ハイドロセラピー・サンクチュアリでウォーター・ウェルネス・トリートメント。ドクターの指導のもと、湯に浸かったり、ジェットバスに入ったり、打たせ湯に打たれたりというメニューだ。この日の最後は、ボディスクラブとオイルマッサージ。身体の中からも外からも徹底的にメンテナンスできる。 最終日には再びドクターのコンサルテーションがあり、帰国後の日常生活のアドバイスをいただいた。炭水化物やスイーツを控えめにすることや、ウォーキングなどのエクササイズを心がけることなどだ。さらに、定期的にこのような施設に来ることができればベストだという。 年に1~2回ここに来て身体をメンテナンスできたら、数値の変化も励みになるし、何より自然豊かな環境が元気をくれる。数年ぶりの再訪だったが、もっと頻繁に訪れたいと心から思ったのだった。