８回、吉川（後方）を遊ゴロに打ち取り、ピンチを脱したゲラ（撮影・中田匡峻）

　「巨人０－５阪神」（３１日、東京ドーム） 　阪神のハビー・ゲラ投手（２８）が八回に来日初登板。最速１５７キロを計測して無失点に抑えチームの今季初勝利に貢献した。 【写真】岡田監督　今季初勝利にあくなき執念　９回にリクエスト 　　◇　　◇ 　ゲラはオープン戦から圧倒的だった。６試合、計６イニングを投げ、防御率０・００。ベースボールと野球の違いを聞けば「そんなに大きな違いは感じていないよ。自分自身が順調にきているのが良かった」とケロリ。自己最速１６４キロという直球も前評判通りで、これまで最速１５８キロを計測。「問題なくきている。手応えを感じているよ」と自信を深めた様子だ。 　異国の地でサポートしてくれているのが、昨年結婚したばかりのエイミ夫人だ。「１０年くらい一緒にいる」と言い、２月下旬に来日。甲子園で生観戦する姿も見られた。「そばにいてくれないと困るんだ」とゾッコンで「２人でいろんなところに行って、いろんなものを食べて、経験をしている」と日本での新婚生活を満喫しているという。 　自宅ではゲラもキッチンに立ち、メキシコ料理に近いというパナマ料理を振る舞う。「お米もチキンも食べるよ。（エイミ夫人も）気に入ってくれているね」。プライベートも充実の支配下唯一の新助っ人。リーグ連覇の使者へ、背番号００への期待は高まるばかりだ。 （デイリースポーツ野球担当デスク・杉原史恭）