アメリカでは年収10万ドルでも十分ではない…3人の「HENRY」にその理由を聞いた(海外)
裕福な気分を味わうには州を離れる必要があるかもしれない
カリフォルニア州サンタモニカに住む33歳のファイナンシャルアドバイザー、クリストファー・ストループ(Christopher Stroup)の2023年の収入は約13万ドル(約2038万円)だった。 しかし、彼はまだ学生ローンを返済中であり、住宅購入のための頭金や家庭を持つこと、そして老後に向かって働いていると話しているだから、彼は裕福にはほど遠いと感じているのだ。 「私はまだ、自分が裕福だとは思っていない。目標を何も達成していないからだ」とストループはBusiness Insiderにメールで語っている。 「一般的な人生の軌跡に対して、私は経済面で遅れていると感じている」 ストループは、家計が「かなり安定している」と感じるためには、25万ドル(約3921万円)から30万ドル(4705万円)の年収が必要だと見積もっている。 「その収入があれば、貯蓄の目標に向かって大きく前進することができ、『人生を楽しむ』ために十分なお金を残すことができるだろう」 自分が「裕福」だと感じるためには、年間約40万ドル(約6200万円)から50万ドル(約7750万円)の年収が必要だと彼は推測している。それは彼の2023年の収入の3倍以上である。この収入レベルであれば、貯蓄目標を達成し、人生を楽しみ、余分なお金も残せると彼は見積もっている。 思うように収入を増やせない場合、裕福な気分になれる別の方法があるとストループは話している。それは、住居費の安い地域に引っ越すことだ。Business Insiderは、より低い家賃や住宅ローンの支払いを求め、近年別の州に引っ越した数人のアメリカ人にインタビューをした。 「私はサンタモニカの450平方フィート(約41平方メートル)のアルコーブスタジオを月1650ドル(約25万5700円)で借りている」とストループは話す。 「シンシナティに住む妹は、3ベッドルーム、2バスルーム、トイレと洗面台一室、裏庭のある1600平方フィート(約148平方メートル)の家を1800ドル(約28万円)で借りている」