WXV2の南アフリカ戦に向けて、オンライン会見で思いを語った女子15人制日本代表のレスリー・マッケンジー・ヘッドコーチ（右）と長田いろは主将

　日本ラグビー協会は25日、女子15人制日本代表「サクラフィフティーン」（世界ランク11位）が27日に南アフリカ・ケープタウンで臨む南アフリカ（同12位）との「WXV2」初戦の登録メンバー23人を発表した。 　「WXV」は23年に新設された3部制の国際大会で、日本は2部の「WXV2」に位置する。今大会では開催国の南アフリカと初戦を戦い、10月5日にスコットランド（同5位）、11日にウェールズ（同9位）と対戦する。25年9月開幕のW杯イングランド大会に向け、貴重な力試しとなる。 　日本はW杯2大会連続出場中のSH津久井萌（24＝横河武蔵野）らが先発。今夏のパリ五輪（オリンピック）に7人制代表として出場し、大会後に合流したBK松田凜日（22＝東京山九）も控えに名を連ねた。元15人制男子日本代表で東芝（現BL東京）などでプレーした努さんを父に持つ松田へ、レスリー・マッケンジー・ヘッドコーチは「五輪スコッドに入れたこともうれしいし、大会後も滑らかに移行してくれた。凜日はトレーニングがよくできていたからこそ、今週末のジャージーを得る結果に反映された」と評価した。 　フランカーの長田いろは主将（25＝アルカス熊谷）は「まずは初戦を勝ち、その後も勝って3勝を目指したい。相手に対して受けず、自分たちからいきたい」と大事な初戦を見据えた。【松本航】 　◆日本代表登録メンバー 　（1）加藤幸子（横河武蔵野）※25キャップ 　（2）谷口琴美（横河武蔵野）※20キャップ 　（3）北野和子（三重パールズ）※15キャップ 　（4）佐藤優奈（東京山九）※17キャップ 　（5）吉村乙華（アルカス熊谷）※22キャップ 　（6）川村雅未※16キャップ 　（7）長田いろは（主将、アルカス熊谷）※34キャップ 　（8）斉籐聖奈（三重パールズ）※44キャップ 　（9）津久井萌（横河武蔵野）※35キャップ 　（10）大塚朱紗（アルカス熊谷）※28キャップ 　（11）今釘小町（アルカス熊谷）※26キャップ 　（12）弘津悠（ナナイロ福岡）※10キャップ 　（13）古田真菜（東京山九）※30キャップ 　（14）松村美咲（東京山九）※8キャップ 　（15）西村蒼空（三重パールズ）※14キャップ 　（16）公家明日香（アルカス熊谷）※15キャップ 　（17）峰愛美（日体大）※7キャップ 　（18）永田虹歩（三重パールズ）※23キャップ 　（19）細川恭子（三重パールズ）※13キャップ 　（20）ンドカ・ジェニファ（北海道バーバリアンズ）※8キャップ 　（21）阿部恵（アルカス熊谷）※25キャップ 　（22）松田凜日（東京山九）※9キャップ 　（23）小林花奈子（横河武蔵野）※14キャップ