公式サイトより

　格闘技イベント「RIZIN.46」が、4月29日、有明アリーナでおこなわれた。冒頭2試合はABEMAで無料配信され、3試合め以降は、RIZIN 100 CLUB、RIZIN LIVE、ABEMA、U-NEXTにてPPVで配信されたのだが――。 「PPV配信は前売購入、当日購入以外に、試合翌日から購入できる『アーカイブ配信』（当日チケットより2200円安い）も各媒体で販売されたのですが、ABEMAの見逃し配信、アーカイブ配信でのみ、購入者が憤るハプニングが起こってしまったのです」（格闘技ライター） 　一体、どんなハプニングだったのか？　ABEMAのアーカイブ配信を購入したというAさんが話を聞かせてくれた。 「RIZIN.46の目玉カードのひとつが、第3試合でおこなわれた、日本初上陸の『ベアナックル（素手）ファイト』としておこなわれた篠塚辰樹選手 vs. ジャスティン・マルティネスの一戦でした。 　私はこの試合観たさにABEMAでアーカイブ配信を購入し、試合をめちゃくちゃ楽しみにしていたんです。両選手の煽りVが流れたあと選手が入場する花道が映り、いよいよ選手の入場かというところで、次の瞬間、いきなり勝者が勝ち名乗りを受ける場面に切り替わったのです。唖然としました……。 　誤って早送りでも押してしまったのかと思い、少し戻って観ても、やはり結果は同じ。この試合をもっとも楽しみにしていた身としては、楽しみをいきなり潰されたわけで、一気に視聴する気が失せてしまいました」 　このABEMAのあり得ない失態に、Xでは、 《ふざけんじゃねーぞ！！これ見たさにppv買ったのに！！煽りV終わったらもう篠塚勝ってるじゃねーか！ネタバレもされて最悪だわ、返金対応求む。なんもしないならもうabemaで見ない。ほんと最悪だわ》 《楽しみにしてた、RIZIN46 追っかけ再生でゆっくり見てたら、篠塚選手の試合、入場が始まったと思ったらいきなり結果シーンに飛ばされるという『強制ネタバレ』・・・ 勘弁してくれよ #abema さーん！！！》 《RIZIN後追いAbema、何回リロードしても篠塚のところ入場から一気にKO後に飛ぶの糞過ぎ金返せ》 　などと、購入者の怒りが爆発。これを受けてABEMAは、ABEMA格闘チャンネル＆ボクシングチャンネル公式Xにて、 《本日開催しております「RIZIN.46」の篠塚辰樹 vs. ジャスティン・マルティネスによる第3試合につきまして、生配信ページでは視聴できておりましたが、見逃しページでは映像が視聴できない事象が発生しております。原因につきましては、現在確認中です。ご視聴の皆様にはご迷惑をおかけし、申し訳ございません》 　とコメントを発表。その3時間半後にも、第3試合のみ見逃し配信ページで視聴できるよう準備を進めている旨を発表したが、購入者の怒りはおさまっていないようだ。 　その後、5月1日の18時になって、ようやくABEMAで【第3試合 篠塚辰樹 vs. ジャスティン・マルティネス】として、第3試合のみ配信が開始されたが、「結果を知らされた後だけに、超冷めながら観る羽目になりました」（前出Aさん）。 　ABEMAといえば、格闘技からプロレスまで格闘コンテンツの豊富さも売りにしているだけに、格闘技ファンを敵に回す今回のミスは “痛恨の極み” となってしまった。