ユニクロがクイーンズ駅伝へ弾みつける1位「プラン通り。選手が力を発揮して走れた」/プリンセス駅伝
◇第10回全日本実業団対抗女子駅伝予選会(プリンセス駅伝in宗像・福津/福岡県宗像市・宗像ユリックス前発着、6区間42.195km) 初の1位となったユニクロのオーダーをチェック! 第10回プリンセス駅伝が10月20日に行われ、ユニクロが2時間19分16秒で初の1位通過を果たした。 序盤から上位に食らいつき、中盤で主導権を握って前に出る理想的な展開。長沼祥吾監督は「プランのとおり、選手がちゃんと力を発揮して走れたのが一番の要因」と選手を称えた。 1区の川口桃佳はトップと32秒差の11位発進。「良い流れを作れなくて、本当に申し訳ない」と振り返ったが、2区の後藤夢が挽回する。「どの展開で来ても、自分がどうにかする」と、パリ五輪1500mに出場した走力を存分に発揮した。 3.6kmを11分13秒で走破。7人抜きで区間賞を獲得した後藤は「自分に負けないレースができた」と話していた。 最長10.7kmとなる3区を任された吉川侑美は、区間3位で駆け抜け、チームは4位から3位に浮上。4区(3.8km)オマレ・ドルフィン・ニャボケは区間5位ながらも、2位の大塚製薬を追い抜くと、トップのエディオンをも抜き去った。 13秒のリードを受けて中継所を飛び出した5区(10.4km)の平井見季は安定したペースで走る。区間5位だったが、2位・エディオンとの差を33秒に拡大した。 アンカー6区(6.695km)の加藤綾華は終盤、5位から2位に猛追してきた三井住友海上・樺沢和佳奈に大きく迫られたが、残り1kmから粘る。追いつかれることなく7秒先着し、「前の区間の選手がたくさんの貯金を作ってくれたお陰でテープを切ることができた」とホッとした様子だった。 4年連続13回目となる全日本大会出場権獲得を1位で決めたユニクロ。長沼監督は「この勢いをクイーンズ駅伝につなげることが大事。気をゆるめずにクイーンズエイト以上行けるようにがんばります」と力を込めた。
月陸編集部