市場問題PTによる築地市場内の事業者へのヒアリング(全文1)検討課題とは
市場プロジェクトチームについて
小島:市場問題プロジェクトチームによる築地市場内での事業者のヒアリングということで、開催をしたいと思います。まず、お配りしてある資料の確認をしたいと思いますが、ちょっとよろしくお願いします。 A:今日お手元にお配りしている資料でございますが、まず式次第、裏にプロジェクトチームの委員名簿が記載してあるものが1枚、それから後ほどこのPowerPointで画面のほうにも映し出しますけれども、その資料が29ページまでの資料、ホチキス留めにしたものが1つ。それから両面になっておりますけども、アンケート用紙というのを付けております。配付している資料は以上でございますが、何か不足がございましたらおっしゃってください。 小島:よろしいでしょうか。では、始めさせていただきます。今日は急なことにもかかわりませず、皆さまおいでいただきましてどうもありがとうございました。青果の方々には今日は大きな行事があるというところで、日程が合わず申し訳ないことをいたしました。 私どもが皆さま方のお声を直接聞くというこういう機会を設けさせていただいたのは初めてのことでございます。専門家会議のほうは化学物質のリスクコミュニケーションということで、最初から皆さま方とお話を聞かせていただいているわけでございますが、私ども、市場PTは少し役割が違いますので、その市場PTとはどういう仕事をするのかということ、それから、本日ご意見をお聞きしたいということについて、最初にご説明をさせていただきたいと思います。 まず、この市場プロジェクトチームの冊子を作りましたけれども、まずメンバーの紹介をしたいと思います。私が座長をしております小島と申します。よろしくお願いいたします。続きまして、井上さん。あ、いないですね。菊森さんです。 菊森:菊森でございます。よろしくお願いします。 小島:それから、佐藤さんです。 佐藤:佐藤でございます。よろしくお願いします。 小島:竹内さんは出席できていないので、時松先生です。 時松:時松です。よろしくお願いします。 小島:森高先生です。 森高:森高でございます。よろしくお願いします。 小島:森山さんですね。 森山:(※判別できず)。 小島:はい。今日は2名が欠席ということでございますが、残りのメンバーでお話を聞かせていただきたいというふうに思います。まず経過でございます。次お願いします。はい。 今年の8月31日でございますけれども、小池知事の記者会見で延期を決めたときのお話でございます。小池都政というのは都民ファーストですと。一度決めたことだからとか、もう作ってしまったのだからとか、既定路線だからとか、もうだから何も考えなくてという都政は行わないと。これまでの決定等で都民ファーストに基づいていないものは都民目線で情報を公開し、経緯を明らかにします。都民の利益を第一に考え、時に政策を変更しますということを話しておられます。 そして、プロジェクトチームの設置をこの段階でお話をされています。プロジェクトチームの役割として、(1)土壌汚染の安全性、(2)豊洲新市場の施設。これを可能な限り安全で働きやすいものにすると。(3)豊洲新市場の事業の検討。事業の継続性、予算の適正性を調査すると。(4)の新たな移転時期は、これは知事が判断されることでございますので、プロジェクトチームの検討を受けて判断をされる。(5)の支援措置は中央卸売市場、都庁の方々がされておられますので、市場プロジェクトチームの役割は、(1)、(2)、(3)ということになります。次お願いします。 で、これを明確にいたしましたのが、プロジェクトチームの設置要綱ということで、私どもの役割は(1)、(2)、(3)のことについて検討をして、その結果を知事に報告するということが役割でございます。次のページにいきます。もう少し市場問題プロジェクトチームの課題を説明したいと思います。 まず第1の土壌汚染の安全性として、2年間の地下水モニタリングの結果の確認、評価。(2)としてそのほかということでございました。しかし、その後、豊洲の建物の地下ピットに盛り土がなかったということが判明しました。そのことの影響はいったい行政手続き的にはどういうことかと申しますと、分かりやすく言えば専門家会議の時点に時計の針が戻ったということでございます。ですから、もう一度、専門家会議の開催をし、対策の提言をいただき、前回は環境アセスメントは盛り土ありで進めておりましたから、盛り土なしという場合にはどうなるかという、この一連の手続きを再び踏んでいるところということでございます。この問題については、市場問題PTは専門家会議のセカンドオピニオン、専門家会議の報告書がまとまった段階でそれをレビューするということになります。次お願いします。 で、このことを11月4日の知事の記者会見ではステップ1、ステップ2、ステップ3、ステップ4という形で説明をされております。環境アセスメントというのは、事業の着手前に行うことでございますから、今回は専門家会議が提言をされます対策というものについてアセスメントの可否をアセス審議会でご判断をいただくということになります。当然、アセスの趣旨から、アセスメントの前に知事が判断するということはございませんので、知事の判断というのはそのあとになるという行政手続き上のことを説明しております。 その間について市場業者への支援、補償、維持費、その間の豊洲の維持費のさらなる削減、環状2号線地下化の代替措置、そして築地の補修というについてお話をされておられます。で、この11月4日の小池知事の会見の中で、次お願いします。ステップの4。農林水産大臣への認可手続きのところで、最後に知事が判断をしなければいけないことは、東京都として安全な性の確保など適切な場所での開設。それから、業務の適性かつ健全な運営の確保。これを確認した上で行うということでございますから、市場問題PTの役割というのは、まさにこの判断についての検討材料を報告すると、こういうことになろうかと思っております。