山口氏「どの政治家にも一切頼んでいない」 “逮捕もみ消し”疑惑について潔白を主張
ジャーナリストの伊藤詩織さんが性暴力被害を訴えた裁判で、東京地裁から慰謝料など330万円の賠償を命じられた元TBS記者の山口敬之氏が19日、日本外国特派員協会(東京・千代田区)で記者会見を開いた。 【ノーカット動画】性暴力被害訴訟で賠償命令 元TBS記者の山口敬之氏が会見
判決から一夜明けた会見では、海外メディアの記者などが“ある疑惑”について相次いで質問した。安倍政権に関する著書を上梓している山口氏には「安倍政権からの働きかけによって、逮捕がもみ消されたのではないか」との疑惑が持たれているのだ。 これについて、山口氏は「私が誰かに電話をかけたり、メールを送ったりすること自体が誤解を招くということで、一切の連絡を絶った」と当時の状況を説明。「どの政治家にもどの官僚にも一切頼んでいない」と身の潔白を主張した。 報道によると、山口氏には逮捕状が出ていたが、何らかの理由で逮捕が取りやめになったとされている。その後、警視庁は山口氏を準強姦容疑で書類送検したが、東京地検が嫌疑不十分で不起訴処分とした。