高校野球も「スポ根」から「データ野球」の時代へ 分析で貢献する高校生アナリストも誕生
きっかけは中学受験での挫折 「メジャーリーグの選手のそばで仕事ができたら」
早川さんが学校帰りに寄ったのはパソコン教室。小学5年生のころからゲームを作るプログラミングの勉強をしているそうです。パソコン教室の先生から見た早川さんは、熱心で真面目で自発的な生徒。野球のアナリストとして先駆者になってほしいと期待を寄せます。 愛工大名電高校 早川孝介さん: 「アナリストの活動で役に立つような、データ分析などのアプリを作れたらいいなと思います」
早川さんがパソコンにのめり込んだのは、中学受験で不合格という挫折を味わったことがきっかけでした。両親は息子が落ち込む姿を見て、努力したご褒美にと早川さん専用のパソコンを買ってあげることにしたそうです。プレゼントした時には、早川さんはあまりの嬉しさで涙を流して喜んだといいます。 その後、公立中学校から愛工大名電高校に進学した早川さん。アナリストとして充実した日々を送っている様子を見て、母親の里美さんは「パソコンと野球が大好きで、それが一緒になって孝介の人生が変わった」と話します。
愛工大名電高校 早川孝介さん: 「大谷翔平選手のようなメジャーリーグの選手のそばでこういう仕事ができたら。それは夢のまた夢みたいな感じですけど」 早川さんのアナリストとしての道のりは、まだまだ始まったばかりです。