<センバツ2022・選手紹介>/13 敦賀気比 細川叶人内野手/丹生 清水慎之介外野手 /福井
◇先輩の励ましと、聖地へ 敦賀気比 細川叶人内野手(2年) 「書道で培った集中力が野球に生きている」。小学1年の時から毎年、正月が近づくと祖母の家で書き初めの練習をしてきた。「落ち着いて、ゆっくり」。教えを守り、一筆に神経を研ぎ澄ませる。野球でも、短時間しか取れない自主練習などでも集中してこなし、質を高めている。 同じ一塁手で、同じ富山県出身の先輩、小西奏思さん(3年)に憧れる。昨夏、甲子園で敗退した後、「甲子園で俺の分まで活躍してくれ」とのメッセージをもらった。小西さんが活躍した聖地でチームを勝たせる一打を放つため、今日も一球一球に集中する。 ◇打席で叫ぶは「絶好調!」 丹生 清水慎之介外野手(2年) 「絶好調!」。打席に入る際に必ず叫ぶ言葉だ。どんな時にも前向きで、積極的に声を出すことでチームをもり立てている。「苦しい場面でも笑って励まし合って勝ちたい」と笑顔で語る。 176センチ、83キロのたくましい体から放つ長打が強み。外野手として鋭い送球をするため、胸の筋肉を倒立やストレッチで鍛える。 「笑う門には福来たる」が座右の銘。笑顔の秘訣(ひけつ)は、友達と話し、おいしいものを食べるなど、「自分にプラスになるものを取り入れること」。この冬は地元特産の豆腐で作った湯豆腐で、身も心も温めた。