来夏もFCバルセロナはアメリカへ向かう? 重要度が増すビッグクラブのプレシーズンマッチ
ビッグマッチ実現なるか
今夏のバルセロナはプレシーズンにアメリカのオーランドやニュージャージーで、マンチェスター・シティやレアル・マドリードらと対戦したが、来夏も再びアメリカへとむかう可能性があるようだ。『MARCA』によると、ラ・リーガはマイアミ開催でバルセロナ対アトレティコ・マドリードの対戦の実現に向けて動いているという。UEFAからの正式な許可はまだ出ておらず、承認段階だが、クラブからは好意的に受け止められているとされている。 欧州サッカー週末の放送・対戦カードまとめ[11/2・11/3・11/4] プレシーズンをアメリカで過ごすことはクラブにとって簡単な決断ではないが、アメリカの存在を重要視する要素がいくつかある。アメリカにはバルセロナのメインスポンサーであるNIKEや、今夏にバルサ・ビジョンの株式10%を取得したARAMARKといった企業が多く存在する。ラ・リーガにとっても、バルセロナやアトレティコのクラブにとっても、スポンサー獲得は至上命題だ。収益性が高いアメリカ市場の舞台で、スター選手たちのプレイを披露することにはビジネス的な意味合いで大きな意味を持つ。 そして、2026年にアメリカでワールドカップが開催されることも大きいだろう。また、アメリカでビッグマッチを行うことで世界中のサッカーファンを誘致するという意味でも、アメリカサイドにも大きな利益が期待されている。 加えて、バルセロナ目線で言えば、マイアミに本拠地を置くインテル・マイアミには、リオネル・メッシをはじめとするクラブを黄金期に導いたかつてのスター選手たちが在籍している。彼らとの関係性を途絶えさせないためにもアメリカツアーは継続して行っていきたいところだ。 ファン目線で言えば、やはり期待されるのはラミン・ヤマルらのバルセロナ対メッシ率いるインテル・マイアミの対戦だろう。バルセロナの新星とレジェンドがピッチ上で共演する機会の実現を期待したい。