終末期の患者の「願い」叶える“ラストドライブ” 小学校の卒業式へ…涙と笑顔の再会で伝えた「ありがとう」『every.特集』
■“狩野ちゃん”に集まる卒業生たち
式典後、校門に集まる卒業生たち。狩野さんも子どもたちのもとへ向かうと、「狩野ちゃーん、久しぶり、久しぶり」と卒業生が駆け寄りました。 「アルバムに名前を書いてほしい」と、子どもたちが集まってきました。ずっと伝えたかった感謝の言葉を伝える狩野さん。「6年生の手紙。…ありがとうね。中学行っても頑張るんだよ」。卒業生は「頑張るね。ありがとうございました」と頭を下げます。 隣にいた別の卒業生は、堪えきれず声を詰まらせました。そして涙をぬぐいながら、「(狩野さんが)いつも楽しくしてくれて、学校が好きになったから、ありがとうございました」と気持ちを届けました。
■ずっと願った瞬間 「病気と闘う糧に」
「お世話になったって忘れないように」 「卒業式より狩野ちゃんと会うのが(うれしい)」 「狩野ちゃんの笑顔が見たかった」 何人もの子どもたちが、狩野さんとお互いの気持ちを伝え合いました。狩野さんがずっと願っていた、この瞬間。 狩野さん 「病気と闘っていく糧になるよね。みんなのおかげで来られたことがすごくうれしい。ありがとうございました」 (4月9日『news every.』より)
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