福島から能登応援メッセージ集 県高校長協会が作成、石川県内へ贈る
福島県高校長協会は、地震や記録的豪雨で甚大な被害に見舞われた石川県能登地方の被災者を励まそうと、県民から寄せられたメッセージをまとめた冊子「福島から能登 未来へ」を作成した。12月2、3の両日に石川県の高校などに届ける丹野純一会長(58)は「悲しみや苦しみを少しでも分かち合い、困難を乗り越える勇気と希望の一筋の光になることを心から祈っている」と思いを込めた。 同協会は10月18日~今月6日にメッセージを募集。10代から高齢者まで幅広い年代の県民から「無理をしないで」「誰かに頼ってください」「自分も大切にしてください」など約400件が寄せられた。 冊子の表紙には、取り組みに賛同した会津高美術部の生徒が黒板アートで描いた石川県珠洲市の見附島(みつけじま)を掲載している。地震で一部が崩壊してしまった中でも、朝日の輝きに未来への希望を託し、照らし出される様子を描いた。 同協会は冊子を約400部作成し、このうち約200部を石川県の高校や特別支援学校、県教委に贈る。残りは本県の高校などに配布する予定。メッセージは、同協会のプロジェクト専用サイトから閲覧できる。
福島民友新聞