観光用金鉱でエレベーター故障 米西部12人が地底で立ち往生
クリプルクリーク、コロラド州、10月11日 (AP) ― 米西部コロラド州の観光用金鉱跡で10月10日、地下の坑道に続くエレベーターが故障し、1人が死亡、12人が立ち往生している。 警察によると、コロラド・スプリングスの南西に位置するクリプルクリークにあるモリー・キャスリーン金鉱のエレベーターが、地下約152メートル付近で機械が故障したため「乗員が深刻な危険」に陥り、1人が死亡した。 12人の観光客は、深さ約305メートルの地底で立ち往生ているが、安全な状況で、地上との連絡は取れているという。 救助隊はエレベーターの復旧に取り組んでいる。 警察は、必要となればロープを使って観光客を救出するが、エレベーターの復旧を望んでいるという。 同金鉱では1986年にも事故があった。 1800年代に開坑したモリー・キャスリーン金鉱は、1960年代に閉鎖されたが、観光用として運営されている。 鉱山のウェブサイトには、建物100階分の深さの地底に降りていく1時間のツアーが紹介されている。 サイトには、ツアーでは岩の中の金脈を見たり、地下を走るトロッコに乗ったりすることができると書かれている。 (日本語翻訳・編集 アフロ)