「バカな人は、あのおかげで出会えたものね」という 両親を失った女性がそんな人に「全ての出会いをゼロにしても構わないから、両親と実家と故郷を返して欲しい」あの日の自分に宛てた手紙に綴ったいつわりない心情
13年間、被災地の取材を通して声を届けてきた藤沢さん。この本は、特別なものだと言います。 元TBCアナウンサー 藤沢智子さん: 「手紙、しかも10年前の自分。だからそれぞれだれも聞いたことのないことが書かれているとか、胸の内というか心の中のものを吐露しているというか。大切な人を亡くしたりそれから災害にあってなにか大変な目にあったりしたひとたちに寄り添えるような企画ができたらいいなと」 高橋さんはこの手紙を書いたあと、心境の変化があったといいます。 髙橋匡美さん: 「自分と同じ思いを全部共感してほしいと思いながら(語り部を)していたんですけど、あれから時が経って手紙を書いた頃からは、私のはなしを聞いてくれた人がその人なりになにかを少しでも感じてくれればいいなという思い。自分とか他人とかに少しずつ優しい気持ちになってくれればと思うようになった」 10年以上経ったいまだからこそあの日の自分に届けたい思い。強い祈りと言葉の力は時を超えると信じています。
東北放送
【関連記事】
- 『電動ドライバーで足を刺したり大便を食べさせた』殺人や死体損壊・遺棄などで逮捕された男が被害者に暴行を始めたきっかけは「自分の障害をバカにしている」同居する知人男性の首を絞め殺害、遺体をチェーンソーで切断し遺棄するまでの経緯 前編
- ぴろんと伸びた鼻毛「むやみに抜いちゃダメ」医師が指摘する深いワケとは
- 「体が動けば心も動くし、心も動けば体も動く」子どもの発達を『オーダーメイド』リハビリでサポートする作業療法士の女性 個人で発達領域の作業療法にあたる活動とは
- 「見えないように5、6人で運んだ」津波から逃れた中学生が直面した苛烈な現実“救えた命、救えなかった命”
- カメムシが街中で増加 ナゼこの時期大量発生?照明の下を飛び回る黒い物体「異臭を放つアイツ」