コンサート終了後、取材に応じる北口榛花（カメラ・相川　和寛）

　陸上女子やり投げでパリ五輪金メダルの北口榛花（ＪＡＬ）が８日、都内で行われた日本オリンピック委員会（ＪＯＣ）主催のコンサートに出席した。 　約２時間に渡って様々な音楽とともに、各選手のパリ五輪でのメダル獲得の映像や、コーチ、家族らと喜びを分かち合うハイライト映像を鑑賞。「すごく感動しましたし、絶対泣かないようにしようと思って涙をこらえるのに必死でした」と振り返った。 　自分以外のメダリストの映像も見て、最も感動的だったシーンには、スケートボード男子ストリートで２連覇した堀米雄斗（三井住友ＤＳアセットマネジメント）を挙げ、「堀米選手の（五輪より）最後の一つのパフォーマンスにかけて臨むっていうのが、やっぱり『そこで絶対自分のものを出す』っていう意気込みも映像からもくみ取れてすごく感動した」と語った。 　もちろん、自身の金メダルシーンも映ったが「あんまり五輪の投てきはいい投てきじゃなかったんで。五輪以降、あんまり見てない（笑い）。それでも、五輪に懸けて来た思いはあったので、当時は出し切れて良かった」と改めて、感動の瞬間を振り返った。 　ともに参加したフェンシング女子サーブル団体銅メダルの江村美咲（立飛ホールディングス）は「私は（コンサートが）４回目だが、何回来ても『いいな』って思うし、何回来ても『明日からまた頑張ろう』って気持ちになる。すごい感動して、涙を必死にこらえていた」と話した。