きんにくん、井村屋ウェブCMに 肉まんあんまん60周年 三重
井村屋(三重県津市高茶屋)は7日、東京都港区南青山のスパイラルホールで、主力商品「肉まん・あんまん」の発売60周年を記念した新ウェブCMのお披露目発表会を行った。CMに出演するタレントのなかやまきんにくんも登場し、井村屋と自身の持ちギャグを交えた新ギャグを披露するなどし、PRに一役買った。CMは、肉まん・あんまん発売60周年特設サイトなどから見ることができる。 肉まん・あんまんは昭和39年、アイスクリーム事業の冬シーズンの販売対策として冷凍2個入り袋詰めで発売。当時冷蔵庫の普及率は低く、家庭で蒸して食べる習慣は根付かなかったが、メーカーとともにスチーマー(蒸し器)を開発し店頭で売り始めると、売り上げは順調に伸び、今日まで愛されている。 会であいさつをした岩本康社長は「皆さまに愛され60周年を迎えることができた」と感謝を述べた。また開発の経緯などを説明しながら「中国から来た食べ物を和風にアレンジしたのが井村屋の肉まんあんまん。井村屋が作る肉まんあんまんは他社とは違う特色あるものでなくてはならない。これからも特色に磨きをかけていく」と話した。 続いて登場したきんにくんは肉まんを試食し「昔から肉まんは好きで食べている。肉のうまみと甘みがあり、なによりもちもちした生地が好き。最高においしい」と話した。また「いろんな種類があるので食べ比べして楽しんでみてください」とPRした。 また同社は、周年を記念した数量限定商品として、伊勢志摩産伊勢エビをぜいたくに使用した伊勢海老肉まんと津市の精肉店朝日屋の松阪牛を使用した松阪牛すきまんの冷凍各2個計4個入り詰合せを11日から発売する。価格は4400円。ほかにも、復刻商品として、平成6年販売のイカスミまんが発売中のほか、平成10年販売のプリンまんが11日から発売を予定している。