クロームメッキをいつまでも美しく! サビを除き防御するための鉄壁メンテナンス講座
サビトリキングで優しく擦るとメッキマフラーの点サビが落ちる
◆最近はめっきり数が減ってしまったクロームメッキ仕上げのマフラー。雨水が滴り地面からの湿気の影響を受けやすい下面が錆びやすい。こちらも同じく放置されていたGB250クラブマンのマフラーだ。 ◆サビトリキングはクロームメッキ特有の点サビを取り除く。付属の汚れ拭きクロスはフェルト状で柔らかく、厚みがあるのでメッキ表面を傷つけにくいのが特徴。 ◆サビトリキングは研磨剤成分に加えて、点サビを溶かして浮き上がらせる成分も含んでいる。物理的に擦るだけでなく化学的に反応することでサビを取り除くのだ。 ◆サビがひどくなるとクローム被膜自体が剥がれることもある。それを修復するには再メッキするしかないので、そうなる前の手入れが重要。 ◆クローム被膜の欠損は少なかったので、サビの進行を抑えるためメッキングでコーティングする。この場合も薄く塗るのが鉄則。 ◆史上“最鏡”クロスで塗布するメッキングには、メッキ表面だけでなくメッキの孔から内部に浸透して水分の通り道を埋める機能がある。
サビトリキング/ミガキング/メッキングの3段階で見違える仕上がりに
◆ホーンケースには汚れやくすみに加えて点サビがあるため、最初にサビトリキングを使用する。 ◆強く擦ると曇るので、汚れ拭きクロスで“優しく”磨く。 ◆点サビが落ちたら、残ったくすみをミガキングで取り除く。粒子が細かく、滑るような手触りだ。 ◆メッキングには、特殊シリコーン被膜により細かいスクラッチを目立たなくする効果もある。また含有される光沢剤により、完全硬化後はメッキの深みがアップする。
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モトメカニック編集部