ガソリン185円まで上昇か…国の補助金が段階的に縮小【新潟】
レギュラーガソリンの価格が、1L当たり185円まで上昇する可能性があります。レギュラーガソリンの全国平均価格は5週連続で値上がりとなっていて、来週18日以降、国による補助金が縮小するため、販売店では値上げなど対応を検討しています。 【動画】ガソリン185円まで上昇か…国の補助金が段階的に縮小【新潟】 新潟市北区にあるガソリンスタンド。レギュラーガソリンの価格は、1Lあたり176円と先月に比べ3円の値上げとなりました。さらに来週19日からは、1Lあたり5円から6円の値上げを決めています。 ■株式会社ハート 植木豊専務 「19日から補助金が減額されるということで、仕入れが上がるのと同じような状況になるので、値上げがうちも必要なのかなと考えている。」 価格が上がる理由は- レギュラーガソリンの全国平均価格は今年175円前後で推移。しかし、この数字は本来であれば180円台後半から200円台でした。価格が抑えられてきた理由は『政府による補助金』です。これまでは国が石油元売り業者に補助金を支給することで、ガソリン価格を175円程度に抑えていましたが、この補助金が来週から段階的に縮小されます。 これまでは185円を超える部分について「全額」、168円から185円までの部分については「60%」の補助が出ていて、価格が175円程度に抑えられていました。 それが19日から、168円から185円までの部分についての補助が「30%」に縮小し、5円程度の値上がりに。 2025年1月16日からはこの部分の補助がなくなり、10円程度の値上がりが予定されています。 ■利用客 「(来週から補助金が縮小)あーそうですか。困りますね…この年齢になると車もやめるにやめられない。なおさら利用しないといけなくなるので。」 「ちょっと大変だなって感じ。運転は毎日するので、控えられるところは控えたいと思うけど難しい。」 ■株式会社ハート 植木豊専務 「年末に向けて1番需要が高まるような時期に、需要がちょっと縮小するのかなという懸念はある。」 ガソリン価格を巡っては、現在ガソリン税に上乗せされている25.1円の暫定税率について、11日、与党と国民民主党が「廃止」で合意。 実現されれば価格が大きく下がることが予想されるため、今後の動向が注目されます。