「人命を軽視、無責任」飲酒ひき逃げ死亡事故の裁判 男に懲役4年6カ月の実刑判決
鹿児島テレビ
2024年3月、鹿児島県鹿屋市で酒気帯び運転で男性をはねて死亡させ、救護措置や警察への通報をせずに逃げた罪に問われている21歳の男の判決公判が開かれ、男に懲役4年6カ月の実刑判決が言い渡されました。 過失運転致死とひき逃げの罪で判決を受けたのは、川平陸人被告(21)です。 判決によりますと、川平被告は2023年3月22日午前2時半ごろ、鹿屋市寿5丁目で酒気帯び状態で車を運転し、鹿屋市の県職員の男性をはねて死亡させ、救護措置を行わずに逃げたものです。 6月4日、鹿児島地裁鹿屋支部で開かれた判決公判で、西功裁判官は「相当量の飲酒直後に時速60キロで運転した過失の程度は重いと言わざるを得ず、救護義務を果たさなかったのは人命を軽視する無責任なもの」としました。 また「被害者の生命が奪われた結果は誠に重大で、刑事責任は重い」としました。 その上で、任意保険で賠償がなされることや、反省していることなどを考慮し、川平被告に懲役4年6カ月の実刑判決を言い渡しました。
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