【ヤクルト】ドラ4鈴木叶 プロ初出場&初スタメン「8番捕手」でソフトバンクの重量打線と対決
<日本生命セ・パ交流戦:ソフトバンク-ヤクルト>◇12日◇みずほペイペイドーム 常葉大菊川(静岡)出身のヤクルトのドラフト4位ルーキー、鈴木叶(きょう、18)が、ソフトバンク2回戦(みずほペイペイドーム)でプロ初出場&初スタメン。「8番捕手」でスタメン入りし、先発山野とバッテリーを組んで、重量打線に立ち向かう。 正捕手の中村が上半身のコンディション不良で前日11日に出場選手登録を外れ、鈴木に白羽の矢が立った。試合前には、今季中に1軍に昇格したことに「素直にうれしい。もし(試合に)出る機会があったら全力でプレーしたい」と語っていたが、1軍合流翌日に、さっそく出番が回ってきた。素早い二塁送球と広角に打てる打撃が自慢の18歳は、指揮官の期待に応えられるか。 ◆鈴木叶(すずき・きょう)2006年(平18)3月21日、静岡県掛川市生まれ。西山口野球少年団で野球を始め、掛川東中では浜松南リトルシニアに所属。常葉大菊川で2年から正捕手を務め、3年春センバツ出場。23年ドラフト4位でヤクルト入団。今季のファームでは3月16日開幕戦でデビューし、いきなりサヨナラ安打。今季推定年俸550万円。181センチ、81キロ。右投げ右打ち。 ◆高卒新人のスタメンマスク 22年松川(ロッテ)以来。松川は開幕戦からスタメンに起用され、70試合で先発マスクをかぶった。セ・リーグでは19年に3試合起用された石橋(中日)以来で、ヤクルトでは国鉄時代の54年阿井以来70年ぶり2人目。阿井は10月14日阪神戦で初めて先発で起用され、7試合でスタメンマスクをかぶった。