東が中5日で第7戦登板可能に「日本一はDeNA」高木豊氏 戦前の「4勝3敗」予想に自信
シリーズ前にDeNAの4勝3敗と予想した。それは打線の周期、つまり調子の波が大きく左右するから。ソフトバンクが落ちる傾向にあるという根拠だった。その予想通りにここまで推移してきた。 さて、ここで雨による順延となった。10月29日の第3戦に好投した東が、故障の回復次第ではあるが第7戦ならば中5日で先発できる。同じく素晴らしいピッチングを見せたケイも登板が可能になった。CSから緊張した試合を戦ってきた野手陣にも、いい休養になる。 そんなDeNAの有利要素もあるが、一方で勢いに乗ったまま一気に行った方がいい、という考えもある。雨で流れが変わるというのは過去にもたくさんあった。もう一つ、DeNAは、DHを使った試合では、今回の3連戦に交流戦を加えると11勝1敗という驚異的な数字を残している。本拠地の利はあるが、DHでないのが不安材料ともいえる。 雨を生かしたいのは双方同じだが、打線が低調なソフトバンクは流れを変えたい。状態が良くないのは分かっている中で、リフレッシュする人は休み、打ち込みが必要な打者はしっかりと時間を使うべきだろう。 その上で最後はどちらに軍配が上がるか? 自らの戦前の予想を信じて「DeNA」としておく。(スポーツ報知評論家・高木 豊)
報知新聞社