ブアカーオ・バンチャメーク

　格闘技イベント「JAPAN　MARTIAL　ARTS　EXPO　PROLOGUE」（19日、神奈川・横浜BUNTAI）で、皇治（35）とボクシング特別ルールで対戦するブアカーオ・バンチャメーク（42＝タイ）が、対戦相手に〝ノーギャラファイト〟を要求した。 　ブアカーオは17日、横浜市内で報道陣からの取材に応じた。立ち技の「K―1」で、2004、06年の「K―1　WORLD　MAX」でトーナメントを2度制した〝生きる伝説〟は今回、3分3ラウンド（R）のボクシング戦に臨む。 「初めてのボクシングルールの試合になるけど、そんなに難しい試合にはならないと思う。足技が出せないけど、一方で打撃にすごく自信がある。そこに集中することで、いいテクニックが出せる。重くてパワーのあるパンチが出せると思うし、十分戦っていけると思います」と大きな自信を見せた。 　同じくK―1出身の皇治は、8日の会見で「ブアカーオは子供のころはアンパンマンみたいな存在だったけど、今はバイキンマンみたいなもん。金の亡者でしょ。もう顔に出てますもんね」などと挑発を繰り返していた。 　これについては「選手それぞれに、戦うための目的があると思う。私自身K―1時代から戦う目的を変えたことはないし、今も純粋な気持ちで戦っている」と反論した上で「皇治選手がそういうことを言うのであれば、今回のあなたはお金なしで戦ってみたらいいんじゃないのか。それでどんな気持ちになるのか、逆に聞いてみたい」と対戦相手に無給での戦いを提案した。 〝打倒皇治〟に向けて「ベストファイトを皆さんにお見せしたい。3R戦い抜く中で、必ずKOというかハッキリとした勝敗がつくような試合をお見せしたい」と言葉に力を込めた。