エミー賞、真田広之さんが受賞 アンナ・サワイさんも
【ロサンゼルス共同】米テレビ界最高の栄誉とされる第76回エミー賞の発表・授賞式が15日(日本時間16日)、ロサンゼルスで開かれた。日本の戦国時代が舞台の米配信ドラマ「SHOGUN 将軍」に出演した真田広之さん(63)とアンナ・サワイさん(32)が日本人俳優として主要部門で初のエミー賞を手にした。同作は連続ドラマ部門作品賞など18冠に輝いた。 真田さんは主演男優賞、サワイさんは主演女優賞を獲得。プロデューサーも務めた真田さんは日本の時代劇関係者らに謝意を示し「あなた方から受け継いだ情熱と夢は海を渡り、国境を超えた」と日本語で語った。サワイさんは、真田さんが「扉を開いてくれた」と目に涙を浮かべた。 SHOGUNは監督賞も勝ち取り、テレビ番組の単一シーズンの受賞数としては歴代最多を記録した。今月上旬には技術系や美術系などの分野で日本人7人を含む制作スタッフらが14賞を獲得していた。助演男優賞候補だった浅野忠信さん(50)と平岳大さん(50)は受賞しなかった。