関東一が逆転勝ち!代走・藤田の好走塁とエース坂井の好救援【24年・夏甲子園】
<第106回全国高校野球選手権大会:関東一7ー1北陸>◇12日◇2回戦◇甲子園 関東一(東東京)が、北陸(福井)に逆転勝ち。5年ぶりの夏1勝を収め、センバツではできなかった初戦突破を果たした。 【トーナメント表】夏の甲子園 6日目までの結果一覧 1回に1点を先制されたが、3回に暴投と犠飛で逆転に成功。その後も小刻みに得点を重ねてリードを広げた。 3回に犠飛で生還した代走の藤田 大輔(3年)は「レフトの動きを見て走れると思った。捕手が送球が来ないように見せるフェイクの捕球体制をしていましたが、あれは関東一でもやっていること。送球が来ているのは分かっていたので、全力で駆け抜けました」と好判断のプレーを振り返っていた。 4回からリリーフした坂井 遼投手(3年)が最速148キロの速球を武器に、パワフルな投球で北陸打線を6回を3安打に抑え込んだ。センバツで延長タイブレークの末に敗れた悔しさを晴らす投球で、甲子園のマウンドで躍動した。 坂井は「変化球でストライクがとれていて、また相手も直球に狙い球を絞っていたので、変化球主体で攻めることができました」と自分の投球を振り返った。 米澤監督は「北陸の井黒くんが非常に良かったので、なかなか攻略は難しいなと思っていました。3回がチャンスで、ここを逃すと、チャンスは来ないと思って、代走の一番手である藤田を使いました。坂井はだいぶストライクが取れるようになったのが大きいです」と攻守の「ヒーロー」たちをたたえていた。 3回戦ではベスト8入りをかけて明徳義塾(高知)と対戦する。