イタリア伝統の宝飾技術によりオーデマ ピゲ90年代の名機がエレガントに進化!時計業界初となる新素材も開発
“世界三大時計ブランド”のひとつに数えられる1875年創業の名門ウオッチブランド【オーデマ ピゲ(AUDEMARS PIGUET)】が最新作を発表。1997年に制作されたアーカイブモデルを現代的に再解釈した「ロイヤル オーク ミニ フロステッドゴールド クォーツ」がケース素材の異なる3種で発売となり、価格は473万円(税込)。 【関連画像】バリエーション違いを紹介
往年の名機「ミニ ロイヤル オーク」を再解釈
「ロイヤル オーク ミニ フロステッドゴールド クォーツ」は、1997年に発表されたメゾン初となる女性デザイナー、ジャクリーヌ・ディミエが手掛けた20mm径の「ミニ ロイヤル オーク」を現代的な技術とアイデアを通して再解釈。18Kイエローゴールド、18Kホワイトゴールド、18Kピンクゴールドの3種類のケース素材にて展開される。
イタリア伝統の宝飾技術、フロステッドゴールド加工
本機でまず注目してほしいのが、ケースとブレスレットに施されたジュエリーの宝飾技術で、モデル名にもなっているフロステッドゴールド加工である。古くからイタリアのフィレンツェに伝わる同加工は、2016年に宝飾デザイナーのキャロリーナ・ブッチがメゾンのタイムピースに取り入れ、オーデマピゲの職人との共同作業によって確立した鍛金技法となり、ダイヤモンドチップのツールでゴールドの表面をハンマリングすることで、貴石のように美しいきらめきを作り出すことが可能だ。このフロステッドゴールド加工をケースとブレスレットに施し、1972年に伝説的な時計デザイナーのジェラルド・ジェンタが設計した傑作時計「ロイヤル オーク」のエネルギッシュなフォルムはそのままに、本機をラグジュアリーにアレンジ。また、ケース、ブレスレットは部位ごとにポリッシュ、サテン、サンドブラストなどの仕上げが施されており、異なる光の輝きのコンビネーションによって独創的なフォルムをより際立たせている。
高精度クオーツムーブメント、キャリバー2730
日付表示のないシンプルな文字盤には、トーンオントーンのプチタペストリーモチーフがあしらわれ、ケースのカラーに合わせたファセット付のゴールドアワーマーカーをレイアウト。このアワーマーカーには蓄光処理が施されているので、暗所でも時刻の読み取りはスムーズに行える。時計の心臓部には、電池寿命7年以上の高精度クオーツムーブメント、キャリバー2730を採用しており、エレガントな見た目ながら、十分な実用性を持つ一本に仕上げた印象だ。