ビッグテックの決算報告シーズンが始まる…ウォール街の注目ポイントを紹介(海外)
ウォール街はビッグテックの決算報告シーズンを迎える。 テスラを皮切りに、マグニフィセント・セブンを構成する超大型株の決算発表が始まる。 投資家たちは、イーロン・マスクが苦境を脱し不安を和らげることを期待している。 投資家たちは、ここ数四半期の決算シーズンのメインイベントとなりつつある、メガ・キャピタル企業の第1四半期決算発表に向けて準備を進めている。 最近の落ち込みにもかかわらず、投資家は大手ハイテク企業が勢いを維持することを期待しており、人工知能(AI)はウォール街を魅了するテクノロジーとして注目され続けている。 ウェドブッシュ(Wedbush)のシニア・アナリスト、ダン・アイブズ(Dan Ives)は4月18日、ブルームバーグTVの取材に対し、「この数週間は、ハイテク企業にとって『ポップコーンを出す時』だと思う」と語り、この決算期はハイテク企業にとって「力を見せつける時」であり、投資家にとっては「絶好の買い場」になると付け加えた。 投資家たちは、低迷する株価と、依然として高騰するインフレと中東の地政学的混乱に端を発した売りが続く中、株価の再上昇に拍車をかける次のきっかけを探しており、興奮は高まっている。 ウォール街が注目するメガキャピタルの決算発表第1弾は以下の通り(日付は現地時間)。
テスラ(Tesla):4月23日
イーロン・マスク率いる電気自動車メーカーは、第1四半期の自動車販売台数の落ち込み、マスクの560億ドルの報酬をめぐる論争、社員の10%以上に及ぶレイオフなど、数々の苦境を抱え、決算に向けて投資家に大きなストレスを与えている。 株価は年初来で40%下落し、多くの銀行が株価の見通しを下方修正した。 しかし、ウェドブッシュのダン・アイブスは、依然として強気であるとしながらも、投資家が株価から逃げないようにするためには、マスクは決算説明会で重要な問題を取り上げなければならないと強調した。 それには、中国の成長率低下について、成長率、利益率、キャッシュフローに関する明確なガイダンスの提示、モデル2の開発状況、AIに関する詳細な計画などが含まれる。