「ふつうっぽさが評価され」CMでブレイクした小野真弓「オーディションに落選続き」だった日々で見つけた自分の強み
── グラビアアイドルとして写真集を何冊も出されていますね。グラビアの仕事に抵抗はなかったのでしょうか? 小野さん:自分から「胸があります!」とアピールするくらいだから、抵抗はそんなになかったです。1年に1冊のペースで写真集を出して、多いときは年に3冊くらい出したこともあります。写真集では水着だけでなくて、遊びのあるカットを入れることもあります。たとえば、シーツにくるまってみたり、花やくだものなどで胸を隠してみたりするものです。あるとき、海外の撮影で「動物が好き」と言ったら、現地のコーディネーターさんがすごく可愛い、小さい猿を連れてきてくれたんです。抱っこしたシーンを撮影しようとしたら、意外と凶暴で。胸をかじられそうになり、これはムリとなりました。
── 猿にかじられそうになるとは!さまざまなご経験をされていますね。 小野さん:高校3年生のとき、芸能事務所のオーディションに落ちてそのままだったら、別の人生もあったかもしれません。でも、すごく熱心に推してくれるマネージャーさんと出会えたことが大きな転機になりました。その方の熱意に応えたくて、自分の強みを必死に探したおかげで、いろんなお仕事を経験させてもらえたと思っています。 PROFILE 小野真弓さん
おの・まゆみ。1981年生まれ、千葉県出身。「アコム」のCMで人気に火がつき、グラビアアイドル、俳優として活動。2019年、東京から千葉県木更津市へ移住。 地域猫活動や預かりボランティアを行い、俳優の坂上忍氏が所有する動物保護ハウス「さかがみ家」のスタッフとしても活動中。 取材・文/齋田多恵 写真提供/小野真弓
齋田 多恵