「ふつうっぽさが評価され」CMでブレイクした小野真弓「オーディションに落選続き」だった日々で見つけた自分の強み
── それは苦しい状況だと思います。 小野さん:あるキャンペーンガールの仕事をしているときに、スタッフの方とお話をする機会があったんです。それで「どうしたらオーディションに受かるかわからなくて」と、相談しました。そうしたら「オーディションは、人の優劣を決めるものではない。求められている役に合うかどうかだよ。たとえば、明るくて元気な人を探しているときに、クールで近寄りがたい雰囲気の人が応募してきても落ちるよね?オーディションに落ちても、『自分はイメージしているキャラクターではなかったんだな』と割りきるといい」と言われたんです。すごく納得して、ちょっと気が楽になりました。
その後、「アコム」のCMのオーディションに合格したとき、私のふつうっぽい雰囲気が評価されたと聞きました。コンプレックスだった部分が評価されたのは意外だったし、嬉しかったです。
■測ったらEカップ「私、グラビアもできます!」 ──「アコム」のCMでブレイク後は、グラビアアイドルとしても活躍されていました。 小野さん:もともとはグラビアの仕事ができると思っていませんでした。というのも、正確にサイズを測ったことがなくて、自分は胸が小さいと思いこんでいたんです。アコムのCMが決まる前、オーディションに落ち続けていたときに、たまたま下着屋さんで、胸のサイズを測ってもらったことがありました。そうしたら、「Eカップありますよ」と、教えてもらったんです。
「えっ、そんなにあるんだ!胸が大きかったらグラビアもできるし、仕事の幅も広がるかもしれない」と思いました。当時は少しでもアピールできるものが欲しかったんです。だから、強みができた!と嬉しかったです。 ── たしかにきちんと測らないと、正確な胸のサイズはわからないですね。 小野さん:お店から出て速攻で「私、胸がEカップあるらしいんです。グラビアのお仕事もできるかもしれません!」と、マネージャーさんに電話しました。私の勢いがすごかったからか、マネージャーさんには「まあまあ、落ち着いて」となだめられました(笑)。「いますぐグラビアアイドルとして売り出そうとは思っていないけれど、もしそういう話があったら考えておくよ」と、言われました。