ハーネスが抜けて飛び出した飼い猫 ミッションは数日以内の保護 雨の予報に飼い主の焦りは募るばかり
関西エリアで飼い猫として過ごしていたきなこさん。飼い主さんとお出かけしたところ、ハーネスが抜けてしまい、きなこさんは茂みの中へと飛び出していってしまいました。 【写真】外見の特徴は胸の辺りにある白い模様です 飼い主さんは慌てて追いかけましたが、シマ模様のきなこさんは茂みの草にカモフラージュ。あっという間に姿を見失ってしまいました。
雨が降り出す前に捕獲したいところ
数日後、エリアには雨の予報がありました。それまでにきなこさんを捕獲したいところです。飼い主さんは「ここはプロの力を借りるべき」と判断し、猫にまつわるあらゆるサポートをする会社「ねこから目線。」に捜索を依頼しました。 「ねこから目線。」のスタッフはその日の晩に飼い主さんの元へ。ヒアリングをした後、きなこさんが姿を消した現場に駆けつきました。深い茂みが続いており、気が遠くなるスタッフでしたが、しかしよく見ると、外猫用のエサ場が各所にあります。きなこさんは外猫たちに混じって、このエサ場に姿を現すことが予想されました。
茂みの中にきなこさんがいることを確認
茂みに潜んでいるであろうきなこさん、そして外猫を刺激しないよう、慎重に周辺を確認していくと、スタッフの視線の先のほうに、こちらをジッと見つめる猫がいました。その外見はまさにきなこさん。 「あ!」と一瞬固まるスタッフでしたが、ここで慌てて追いかけてはいけません。 きなこさんが確かにここにいることを確認し、この日は捕獲機と遠隔カメラをエサ場付近に設置。まずは張り込んでみることに。
夜中にきなこさんがエサを食べに来る様子が!
遠隔カメラには、外猫たちがわらわら集まる様子が映るばかりで、肝心のきなこさんの姿がありません。3時間経過しても状況が変わらないため、この日は遠隔カメラだけを残していったん撤収。 翌日、飼い主さんと一緒に遠隔カメラの動画を確認すると、夜中にきなこさんがエサを食べに来た様子が映り込んでいました。 ここで捕獲できると良いですが、すでにこの日の晩から雨が降り始める予報。雨が降り始めれば、きなこさんはまた別の場所に移動してしまう可能性が高いです。なんとしてでも、この日のうちに捕獲したいところです。