28日左手親指負傷の吉田正尚は「骨に異常はなし」…日本時間2日にMRI検査
◆米大リーグ レッドソックス4―0ジャイアンツ(30日・米マサチューセッツ州ボストン=フェンウェイパーク) 左手親指を痛めたレッドソックスの吉田正尚外野手は4月30日(日本時間5月1日)、本拠地でのジャイアンツ戦を欠場した後、メディアに対応。「骨に異常はなかった。あとは明日の検査の結果を見てみないと、分からない」と語った。この日の試合前に手の専門医の診断を受け、レントゲン検査の結果、骨折はしていなかったが、左親指付け根は腫れており、血流を良くする治療などを受けた。日常動作に関しては支障はなく、「野球の打つ動作」に違和感があると言う。1日(同2日)の試合前にMRI検査を受ける予定だ。 吉田は28日(同29日)のカブス戦の第2打席に中前安打を放った際に、衝撃で左親指付け根を痛めた。6回にヘルメットをかぶり、第3打席に向おうとしていたが、代打を出されたシーンは「もう、ちょっとキツかったと思います」と振り返った。 この日は練習に参加せず、肘より上を使うトレーニングなどを行い、試合はユニホームを着てベンチで観戦。患部にはテーピングが施されていた。負傷者リスト(IL)入りするかどうかに関して、指揮官は「明日の結果をみてから」と語る。IL入りした場合は、渡米2年目で初となる。 5試合連続スタメン落ちや負傷もあった4月が終了。メジャー2年目のスタートは苦難続きだったが、「色々あった中で、毎日出来ることを意識しながら、試合に出る以上は、チームに貢献するというところは変わらず(やってきた)」と語った。 試合はレッドソックスが4―0で、今季6度目の完封勝ちで3連勝。28日にメジャー初昇格した上沢直之投手はブルペンで待機。4人の中継ぎ投手を投入したが、上沢は2試合連続で出番はなく、待望のメジャーデビューは持ち越しとなった。
報知新聞社