オルカン買って果たして正解!?お金のプロが解説
新NISAで投資デビュー!つみたて投資枠でとりあえずオルカンを買ったはいいものの、オルカンが何なのかきちんと理解できてる? 正しい知識をお金のプロが解説。オルカンを買って果たして正解だったか検証します。 【画像】オルカン買って果たして正解!?お金のプロが解説
「買ったけど、コレで良かったんだっけ?」に迫る!
1月に新NISAがスタートして、投資デビューする人が続出しました。なかには「みんながやっているから乗り遅れちゃいけない」と、居酒屋で「とりあえずビール」を注文するみたいに、“とりあえずオルカン”を買った人も。「そういう人は8月の株価暴落のときに焦ったんじゃないかな? 正しい知識があれば値動きに一喜一憂しませんよ」と横山先生。オルカンを買って果たして正解だったのか、横山先生と一緒に検証してみよう。 ●24年オルカンNEWSまとめ ・新NISAの「つみたて投資枠」で通称“オルカン”を選び、投資した人が多数! ・皆が買った銘柄はだいたいコレだった「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」 ・“オルカン”は証券会社の人気投資銘柄でも常に上位に君臨! ・8月の株価大暴落で一時的に元本割れした人も
オルカンとは?
オルカンとはオール・カントリーの略で、全世界の株式市場に投資する投資信託の通称。オルカンの1銘柄だけで世界中の株式に分散投資できる点がメリットで、代表的な株価指標「MSCI」(下記参照)に連動した成果を目指して運用されています。ただし投資信託と言っても中身は全部株式なので、それなりのリスクがあることを知っておこう。 【注意】中身はぜ~んぶ株式だから株価の影響をモロに受ける 「投資信託」と聞くと“個別株より安全なイメージ”がありますが、オルカンの中身はすべて株式なので株価の影響は受けます。8月の世界同時株安のときには、オルカンの基準価額も急落しました。 【注意】47の国と地域に投資してるけど実はアメリカ株だけで6割 現在の世界経済を引っ張っているのが、米国企業だということ。実際に、過去の実績から「アメリカ株」を除いてシミュレーションをすると、基準価額は今ほど伸びていない結果になります。 実は、人気の「eMAXIS Slim」以外にも全世界株型の投資信託にはこんな銘柄がある! [例] ■ 楽天·オールカントリー株式インデックス・ファンド ■ はじめてのNISA・全世界株式インデックス など 【注意】ハイリスク·ハイリターンな新興国株も入ってる 米国一強がこの先も続くとは限らないと想定すると、米国を中心とする先進国とは若干違う動きをする新興国を混ぜることで投資先が分散でき、資産を守ることにつながります。とはいえ、まだまだ不安定な地域なので、今すぐにリターンが期待できないのが難点。