【片づけのコツ】リビングにあるものは半分以上減らせる
リビングには不思議な吸引力がある。 生活しているうちに、気がつけばソファやテーブル、床にまでモノたちに占拠され、本来一番リラックスできる場所なのに、いつ見てもごちゃごちゃ散らかっていてストレスがたまる場所になっている。 片づけが苦手な人や小さなお子さんのいる人にとっては、リビングの片づけは難易度が高くてしんどい。できればやりたくない。心当たりのある人も多いはず。 しかし、実はリビングの片づけはそれほど大変ではない。なぜだろうか? そこで、登録者数16万人の人気YouTube「イーブイ片付けチャンネル」の運営者であり、書籍『1万軒以上片づけたプロが伝えたい 捨てるコツ』の著者・二見文直氏に、モノがあふれるリビングをどうやって片づけるのか、具体的な方法を伺った。(構成/ダイヤモンド社・和田史子) 【この記事の画像を見る】 ● 「リビングにモノが多すぎる」問題 リビングは吸引力の強い掃除機のように、油断していると次々とモノが集まってきます。 ソファの上にもローテーブルやテレビ台の上にも、なんなら床にも、うずたかく積み上げられてしまったモノたち。 ローテーブルの上には書類や雑貨類、ソファにはたたんでいない洗濯物と買い物から戻ってきて一部中身を出したエコバッグ、床にはカタログや本、テレビ台の上にはなんとなく取っておこうと思った割引券と小銭が散らばっている…。 見渡すとモノの量の多さに呆然として、「本当に片づけられるの?」と不安に思う方もいるかもしれません。僕たちの依頼者さんも異口同音にそうおっしゃいます。 「家に帰ってくるたびに、ストレスが溜まる」 「部屋を片づけられなくて、子どもたちに申し訳ない」 「こんな部屋にしたのは自分のせいだ。自分が悪いんだ」 このようなネガティブな感情が限界に達している方も少なくありません。 しかし、安心してください。広いリビングであっても、場所を狭く分割して小さいモノから処分していけばOK。たとえ時間がかかったとしても、片づけは必ず終わりがきます。 たとえて言うなら、大量のモノに浸食されているリビングを、逆にスペースで浸食していくイメージです。真っ黒に埋め尽くされたオセロのコマを、1枚ずつ白にひっくり返していくようなつもりで、淡々と進めていきましょう。